4回生特集 第1週「小阪祐貴先輩・松川旭仁先輩」

先日は私たち卒業生のために「卒業生を送る会」を盛大に開いてくださりありがとうございました。ご臨席賜りました吉本先生、矢野先生、松島先輩をはじめとするOBの先輩方、沖さん、祝電をいただきました玉木さん、この会を準備してくれた後輩たちに深く感謝申し上げます。

さて、今卒業を迎えるに当たり大学生活を振り返ると実りのある4年間だったな ーと思います。みんなで一緒に厳しい稽古に耐えたこと、大会で負けて悔し涙を 流したこと、鍋をつついたこと、・・・ここでは書ききることができないほどた くさんの思い出ができました。中でも、幹事として剣道部の運営に携わらせていただいたことで大きく成長することができたのではないかと思います。多くの人と連絡を取り合い、予定を組み立てること、試合の手続きをすることなど難しいことも多かったですが責任がついて回る仕事を任せていただきありがとうございました。仕事をする上で多くの方にご迷惑をおかけしてしまったこともあったと 思います。申し訳ありませんでした。また、どのようにすれば経費を少しでも抑えることができるのかを矢野先生や剣道部に協力してくださった方々と相談し、考えたことは貴重な経験だったと思います。

このような密度の濃い素晴らしい大学生活を送ることができたのは矢野先生を始めとする多くの先生方、剣道部の仲間たち、そして両親の支えがあったからです。 ありがとうございました。 最後に、私は大学院生として高知に残ります。今後は現役の後輩たちをサポート するためにOBの先輩方とともに尽力したいと考えております。まだまだ未熟でご 迷惑をおかけすることもあると思いますが、今後ともご教授のほどよろしくお願 いします。4年間本当にありがとうございました。

平成27年3月4日 理学部 応用理学科 海洋生命・分子工学コース 天然物化学研究室所属 4回生 松川旭仁

 

こんにちは。人文学部四回生の小阪祐貴です。

今月は追いコン特集として四回生が活動日記を担当していきます。私と松川君が第一周とのことで並々ならぬプレッシャーもありますが、多忙な(かつ口下手、文章下手な)松川君の分も頑張って書いていこうと思います。

先週土曜日の追いコンには多数の先生方、先輩方がお越しくださり、私達四回生の門出をお祝い頂きました。また、院生の先輩方、後輩達には、他の四回生は別として私の身には余る盛大な会を開いて頂き、恐縮しきりでありました。本当にありがとうございました。一生忘れることのない感激でした。

ところで会の最後には私達四回生一人一人からの挨拶がありましたが、人前で話すのが苦手な私は言おうと思っていた事がほとんど言えませんでした(笑)。ですのでこの場をお借りして改めてご挨拶させて頂きます。

まず申し上げるべきことは、吉本先生、矢野先生を初めとする、高知の地でご指導頂いた全ての先生方への感謝です。先生方に頂いたご指導の全てを吸収できたとはとても言えませんが、一つ一つが貴重な今日の血肉となりました。特に矢野先生に日々教えて頂いた王道を行く正統派の剣風はこれから先まだまだ続く剣道人生の大切な道標となりました。今後も見失うことなく真っ直ぐに見据え続け、引き続き精進していきます。本当にありがとうございました。

また、今回の会で嬉しかったことの一つが、昨年卒業された先輩方が来てくださったことでした。高校時代まであまり恵まれていない環境で部活に励んできた私にとって、上下の強い繋がりというものはあまり馴染みがないもので、大学に入って初めて先輩と呼べる方々が居る事の有難さを知りました。とりわけ一つ年上の先輩方は身近で三年間ないしは四年間大変面倒を見て頂いたこともあり、語りつくせぬ感謝の念があります。普段の稽古から組織の運営まで、私達の先頭に立って導いてくださる姿を心から尊敬していました。個性豊かな愉快で時に厳しい先輩方が大好きです。今後は同じ剣道部OBとして引き続きよろしくお願いします。

後輩達にも一言申し上げておこうと思います。追いコンの時にも言いましたが、現在の剣道部の活動は三回生から一回生まで、ほとんどの学生が部の運営に関して何かしらの役割を担っています。私が一、二回生の頃はそういった仕事を全て上級生がやってくれていたという事を考えると、雑務に追われる中にもかかわらず責任ある仕事を任されるのが、下級生達にとって相当な負担であるのは容易に察せられます。本当に大変なことだと思います。

しかし、大学の部活というものは、高校までと違い学生の運営によって成立している組織であるということをどうか理解してください。矢野先生が高知大に来られて以来沢山の組織改革がありましたが、それは未だ道半ばのものです。学生主体の活動である以上、後輩諸君がそれを引き継いでくれなければ改革は停滞し、もしかしたら瓦解して振り出しに戻ってしまうかもしれません。強い言い方になりますが、君達には先輩方や私達四回生が作り上げてきたものを継承し発展させ、さらなる後続達に残していく義務があります。

また部の改革ということを念頭に置けば、剣道部の活動の全てに意図がある事が自ずと見えてきます。部員一同そのビジョンを共有し、一つ一つの活動を大事にして取り組んでいってください。そしてそれに励むことは君達自身の人間的成長にも繋がるはずです。大学の四年間という短いスパンで物を考えるならば、私達の成功は剣道の試合で勝利する事ですが、もっと長いスパンで考えると、私達は人間的に成長し人生において成功していかなければなりません。剣道部の活動に対し真摯に取り組み、貪欲に学んでいく事がその礎となるものであると私は信じています。どうかあの立派な道場をただただ18時30分から集まって竹刀を振るだけの場所にするような事だけはしないでください。

私ごときが随分と説教臭い事を言いましたが、ニキビ面天然パーマの最初で最後の小言と思い、心のどこかに留めておいてくれれば幸いです。兵庫から君達の勝利と成長を心から願っています。夏の優勝大会には必ず応援に行きます。頑張ってください。

最後に、改めて四年間でお世話になった全ての皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。私は四月から地元兵庫の信用金庫で勤めさせていただく事になっております。辛いこと、苦しいことがきっと山のように待ち受けているのだろうと覚悟していますが、そんな時にはきっと高知での輝かしい思い出が私を支えてくれるだろうと信じています。四年間剣道部で過ごした日々に自信を持って社会に飛び出して行きます。想定していた量の三倍程の長い文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。それでは、行って参ります!!

平成27年3月4日 人文学部 社会経済学科4回生 小阪祐貴

DSC_1091_R