4回生特集 第2週「藤浪利彰先輩・髙市紗代先輩」

1つ上の先輩が卒業するとき活動日記をお願いしたのは僕でした。それからあっという間に1年が過ぎ、このように自分がこの活動日記を書いていることが感慨深く、卒業することを実感しています。

4年間の剣道部での活動を振り返ると書きたいことがいっぱい出てきます。その中でも伝えたいことを2つに絞り書きたいと思います。

1つ目は僕がやっていた役職「HP管理」についてです。僕が管理していたのは1つ前のHPで、たくさんの協力を得ながら1からつくったこともあり僕は愛着がありました。そんなHPですが僕の手ではどうしようもないことが多く管理するのは大変でした。更新の仕方は同じなのに上手くいかないネットのシステムや、期限を守ることができない・面倒くさくて適当に文章を送ってくる部員など、正直イライラすることが多かったです(笑)。管理しているのはHP管理ですが、更新していくには部員みんなの協力が必要になります。高知大学剣道部を伝えることのできる大切なツールなので、部員のみなさん協力してあげてください!

2つ目は農学部生で剣道部に所属していたことです。農学部は2回生から物部キャンパスになり、それに伴い引っ越しをする学生がほとんどです。僕も同様に引っ越し、部活には車で通うようになりました。片道約20km、混むときでは1時間ほどかかり、これを週6日続けることは何よりも精神的にしんどかったです。他の部員に比べ朝早かったり、夜遅かったり、また事故等により部員に迷惑かけたりと、なんでここまでして続けているのか悩むことも多く、正直サボったことは何回もあります。そんな中で僕が4年間続けることができたのは、楽しいと思えるような環境が剣道部にあったからだと思います。これは先生をはじめ、先輩方、後輩たち、何より同期のみんなのおかげだと思います。本当に感謝しています。今後も誰でも受け入れて、そこにいることが楽しいと思えるような、そんな高知大剣道部であってほしいと願っております。

本当に4年間ありがとうございました。

平成27年3月11日 農学部・農学科 4回生 藤浪利彰

 

日中暖かくなり、澄んだ青空に梅の花が生える季節になりました。

4年生の高市紗代です。

先月の追い出しコンパは体調不良のため出席できませんでした。矢野先生、吉本先生、OB・OGの先輩方やお世話になりました方々へのご挨拶ができなかったことを深くお詫び申し上げます。多忙な中、準備をしてくださった剣道部員の皆様ありがとうございました。

私は、3年生の1月に剣道を続けるのが困難になりました。私の力不足から、卒業研究との両立ができなくなったことが原因です。秋の学会で口頭・ポスターの発表をするためにはどうしても研究の結果を出さなければならないため3年生秋の仮配属期間から本格的に研究が始まり、深夜2時まで続く日も多くありました。当時は朝稽古であり日中からの研究時間的には何の差障りもありませんでした。けれども、徐々に疲労が溜まり実験及びデータ解析のミスが増え、何度も再実験・再解析を行いました。また、集中力も途絶えることが多くなり1つの課題に取り掛かる時間が長くなりつつありました。さらに、部活時も十分に身体を動かすことができなくなり、剣道部の皆様には度重なるご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。日を経るごとに状況が悪くなる一方なことから、剣道と研究の両方とも中途半端になると判断し、3年の1月から研究にフォーカスしました。

剣道から離れることを矢野先生に相談させていただいたときに、「稽古の場で頑張る者、その他の場で頑張る者と頑張る場は違うけれど同じ剣道部員だよ。」とのご助言を賜りました。研究を続けていく中で、挫折しかけることも多々ありましたが矢野先生のお言葉を思い出し、朝稽古に励む選手を思い、研究を進めて参りました。

年度初の選手権大会と4年生集大成の優勝大会へ応援に行きました。両大会共に高知大選手の勇姿を目の当たりにしました。威風堂々と真っ直ぐに構え、狙いを定めている姿はとても綺麗でした。試合に集中する選手を見て、彼らと同じ道場で稽古をしてきたことを誇りに思いました。

道場から離れた後も剣道部のイベントに呼んでいただいたり、優勝大会ではアリーナで応援させていただいたり、学内外で声をかけていただいたりとドロップアウトをした私に優しく接してくださった剣道部の方々、本当にありがとうございました。文才が無いため十分に今の感情を表現できないことが残念です。けれども、矢野先生のご指導の下、高知大学剣道部のメンバーで剣道ができたことを嬉しく思います。

後輩たちへ、手本となる先輩になれなくてすみません。道場外で声をかけてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました。他の4年生の背中を誰よりも近くで見てきた皆様だからこそ彼らの意思を受け継いで剣道部の運営ができると信じています。私は、OB・OGの先輩方と同じくらい皆様のことを応援する気持ちは絶えません。我儘ではありますがそのことをどうか忘れないでください。

私は来年度から関東の塾企業に就職します。剣道部で得た経験と研究の世界で得ることができた経験の両方を活かし、周囲の方々のご助言から生きる力を涵養していき人間形成の道を歩み続けていきたいと思います。

最後になりますが、高知大学剣道部と高知県立大学剣道部のご活躍を心より祈念申し上げます。

平成27年3月11日 理学部・理学科4回生 髙市紗代